春苑の好きな仕事・ベスト3
書道教室は、おけいこ時間以外にもその準備や事務的な仕事など意外にたくさんあるのですが、その中でも私の好きな上位3を発表します。まずは3位から・・・
3位 お手本書き
これは、自分自身の練習にもなりますし、とにかく書くことが楽しいので好きです。
2位 おけいこでの添削
これは、何といっても生徒さんと向かい合い、会話をしながらお習字教室の一番大事な字を上手に書く方法を教えることで、それ自体が喜びです。今まで黙って指導を受けていた生徒さんが、あるとき「この字はどうやったらうまく書けますか。」と初めて積極的に聞いてくれたときは、先生は心の中で飛び上がるほど嬉しかったです。前回の記事で、『大人も子供も成長したがり』だとお話ししましたが、基本的に先生という人は、生徒さん一人一人を成長させたがりなのです。みんなも恥ずかしがらずに、どんどん先生に聞いてお習字を自分のものにしていって下さいね!
1位 生徒さんの作品を見ること
これは、毎月の課題を皆さんが書き終え、本部に提出するための一作業ですが、そのお仕事が先生にとって一番わくわくする大好きな時間です。一枚一枚作品を見ながら、例えば硬筆で教わったとおりに上手に消しゴムを使い、一生懸命きれいに消そうとしている様子や、はたまた今週はちょっと集中力がなくて雑になってるなぁとか・・・。毛筆で注意された部分を何とか上手に書こうと努力のあとがうかがえたり、またちょっと前までは苦手だったところがいつの間にか腕が上がっていてびっくり!などなど。みんなの頑張りやそのときの状態がそれぞれに映し出され、またその全員分の作品のエネルギーやパワーは相当なものです。そんなみんなのおけいこの様子を振り返りながら、作品を見ることは先生にはかけがえのない時間であり、また喜ばしい特権だと思っています。
以上、私事で恐縮ですが、自分を成長させるには尽きることのない書の道で、同時に皆さんの成長に携われることに感謝します。書の奥深さを今後も皆さんと共に味わえるよう、先生もまだまだ修業をがんばります!
本田 春苑
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