硬筆は何処でうまくなる!?
埼玉県では、今硬筆展の真只中ですね。クラス代表が決まった学校、まだこれからのところ、さまざまかと思います。当教室でも、通常おけいことして2週にわたり指導しました。
硬筆展は、まず校内入賞、その次に市展入賞、そして県展入賞といった具合で、生徒さんがそれぞれ練習した成果がそこに反映されます。
ところで、いきなりですが私は常々、埼玉県の硬筆展・書き初め展は、まるでオリンピックのようだなと思います。それは、レベルの高さもそうですが、選手がメダル獲得に向けて、過去の悔しさなどをバネに強い意志を持ち、周りのサポートを受けながら血と汗のにじむような努力を積み上げていく姿が重なるからです。特に硬筆展・書き初め展では、県展を目指す皆さんがそうですね。
さて、そこでタイトルにも挙げましたが、子供たちの硬筆練習はいったい何処で上達するのでしょうか。
学校では、字が上手な先生が代表して、とてもきめ細やかに指導されているところもあります。書道教室でも子供たちのためにあれこれ工夫しながら、それぞれの実力に合わせ指導を行います。それらを受け、生徒さんたちは練習し自身の一番の作品を提出することになるわけですが、目標を達成(入賞)する子供たちには共通点があります。それは、家での練習量です。いくら授業やおけいこで指導を受け、練習方法を教わっても、それを身に付ける練習を怠っては、上手くはなりません。(オリンピック選手もそうですね。)特に自宅でご家族に見守られながら、ときには叱咤激励されながら練習した子は強いです!驚くほど上達します!意識が違います!私はそんなとき、「お母さんには勝てないなぁ」とか「ちょっぴり悔しいなぁ」とか思ったりすることもしばしばです💦単純なことかもしれませんが、目標をはっきりと持ち、それに向かってたくさん練習する、そして大人たちがそれをサポートする、その形が一番だと考えます。
もちろん、私も指導者の1人ですので、生徒さんの目標達成のために出来る限りの指導・サポートをしたいと常に考えています。ただ、やはり生徒さんにとって協力者が多いほど、大きな力になることは間違いないはずです。
☆最後に
何か目標を成し遂げたいと思った子は、ぜひ周りの大人にそれを伝えて下さい。学校の先生、書道教室の先生、家ではお母さんやお父さんに作品を見てもらうのもよいでしょう。そして、その意見をよく聞き、たくさん練習して下さい。きっと、1人でがんばるよりもずっと大きな力が発揮できると思いますよ。
春苑書道教室 本田 春苑
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